これからの季節、湿度や気温が高くなり、体温も上昇しやすくなります。そして、身体を少し動かしただけで汗をかくようになります。そこで、みなさんにご質問。運動中、どれくらいの水分を摂取していますか?
体内の水分が大量に失われると、血液の粘度が高くなって流れにくくなります。すると、酸素がうまく運べなくなり、疲労物質がたまって筋肉を硬直させ、つりや痙攣といった状態を引き起こします。さらに血液中の水分不足が進むと、塩分濃度が上昇して心臓の働きが乱れ、脳が塩分濃度を上昇させないよう反応して発汗を止めてしまうことがあります。そうなると体内の熱は放散されずに体温が上昇してしまう症状「熱中症」(日射病や熱射病など)に陥ってしまいます。
体内の水分不足(=脱水)は心臓の負担を増し、心拍数を上昇させて危険な状態になります。さらに中高齢者の場合は、わずかな脱水でも血栓ができやすく、心筋梗塞や脳卒中を誘発しかねません。
このような急激な変化を避けるためにできることは、運動前にあらかじめ多めに水分を体内に取り込むことです。そして、運動中にも15〜20分ごとに、100〜200mlの水分を摂取するとよいとされています。また、発汗によってミネラルも不足してきますので、ナトリウムや糖質が入ったスポーツドリンクを上手に利用したいものです。
水分は人体にとても重要な働きをしています。何らかの理由で水分摂取制限をされている方以外は、普段から1日1〜1.5Lを目安に、回数を分けて少量ずつ摂取することをおすすめします。特に運動中は、より意識的にこまめに、少しずつ、ゆっくりと、水分を補給するようにしましょう。
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