今回から2回に分けて、運動強度を判定する簡単な方法としてよく使われる「心拍数」についてお話しします。
有酸素運動時に心拍数を測ってコントロールすることは、体力を知るうえでも、また今後の目標を立てるうえでも基本となります。みなさんは今まで意識されていましたか? 今回は「初級編」として、心拍数の測り方についてまとめておきます。
①血圧計を使用、あるいは手首の動脈の触診で計測
1分間の脈を取ってみましょう。1分間数えるのがおっくうな方は、10秒間の数を6倍、または15秒間の数を4倍しましょう。
②有酸素運動マシンの機能および器具で計測
ハンドル部分に付いている銀色のグリップセンサーをご存知ですか? 運動時に握ると、「HR(=Heart Rate)」というモニター部分に心拍数が表示されます。インフォステーションで貸出している「ハートレートトランスミッター」でも計測できます。
③自覚的運動強度(RPE=Rate of Perceived Exertion)で計測
運動中に自分の身体が感じた全ての症状から把握します。脚の痛みや息切れ、運動の強さなどの単独の要因に加えて、運動ストレスや疲労感、努力感を加味した総合的な感覚を図表化したものが下表です。この標示数値を10倍したものが心拍数に近い値になります。
次回は、より具体的な心拍数による運動強度についてお話しします。それまでに、しっかりと心拍数を測る習慣を身につけておいてくださいね!
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