柔軟性の一般的な定義は、「ある運動をする場合の関節の可動範囲の大きさ(能力)」とされています。そして、「可動範囲」は以下の3つによって決定されます。
① 関節の形そのものと、関節の動かせる範囲(生まれながらに持った個人差の影響が強い要素で、基本的にトレーニングなどで変えることは不可能な要素)
② 筋肉、腱、靭帯などの組織そのものの伸びやすさ(これらの組織の硬さや伸びやすさは、先天的にある程度の個人差はあるが、適切なトレーニングによって変えられる可能性がある要素)
③ 関節を動かす筋肉の力(筋力・筋持久力・筋パワーなどの筋肉の強さは後天的に強化でき、適切なトレーニングによって変えられる可能性が高い要素)
上記のような遺伝的要素に加えて、さまざまな要因により柔軟性は変化します。例えば、男女で比較した場合、女性は女性ホルモンの影響で男性に比べて筋肉・腱・靭帯の伸張性が優れています。また、筋温の違いも柔軟性の差を生む要因のひとつです。温まっている筋肉の方がより伸びやすくなるため、適度に汗ばむ程度のウォーキングやジョギングのような運動、入浴、高い気温の状況下などでは、筋肉の伸張力が向上します。そして、1日の中でも朝目覚めた直後、長時間座った後、入浴後など、身体の姿勢・状態により柔軟性は何度となく変化します。
1日24時間でも変動する柔軟性ですから、何週間、あるいは何ヶ月もストレッチをしないでいたら、柔軟性が低下するのは当然。もともとの可動範囲が大きい人でも、運動不足、関節障害、老化現象などで筋肉、腱、靭帯などが伸びづらくなってしまいます。
「正しいストレッチングを続けたことで柔軟性が改善した」という例は、多くの研究者が報告しています。「自分は身体が硬い」と思っている方もあきらめずに、日々少しずつストレッチングという刺激を長期的に継続させて、筋肉や関節の機能を向上させましょう!
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