前回の「トレーニングの原則」に引き続き、今回は「トレーニング効果に関する原理」についてお話しします。
①オーバーロード(過負荷)の原理
トレーニングを行うとき、一定水準以上の運動負荷で刺激しなければ効果は出ません。トレーニングの運動負荷が軽すぎると効果は現れませんし、反対に、運動負荷が強すぎるとオーバートレーニングになって効果が低下してしまいます。
また、運動負荷の内容は一律ではなく、トレーニング方法によって異なります。それぞれのトレーニングに特有の「オーバーロードの原理」を理解したうえで、適切な運動負荷をかけることが重要です。
②特異性の原理
トレーニングの種類によって、効果の特徴は異なります。例えば、柔道体型、バレエ体型など、特定のスポーツを継続することでつくられる体型があるのは、身体がその競技に特異的に適応した結果といえます。
運動負荷が中〜高度のバーベルで筋肉トレーニングを行うと、筋肥大が生じ、筋が太くなり、筋力の向上につながります。一方、軽いバーベルで速いテンポで行うと、筋の収縮速度が速くなり、パワーが向上します。ですから、目的に応じて適切なトレーニング方法を選ぶことが大切なのです。
③可逆性の原理
一度効果が得られたからといって同じ運動負荷でトレーニングを重ねても、効果は持続できません。トレーニング効果は、運動負荷に応じて可逆的に変化するので、運動負荷を適切に少しずつ増やしていくことで、効果もだんだんと増加していきます。
一方、運動負荷を軽減したり、トレーニングを中止したりすると、その効果は徐々に薄れてしまいます。
みなさんは、トレーニングをしながら、「この負荷(重さや時間など)でいいのかな...?」「このトレーニングは自分の目的に合っているかな?」と疑問を持ったことはありませんか? ご自身の運動負荷が適応しているかどうか、ご自身が強化したい目的に応じたトレーニングメニューかどうか、定期的にしっかり確認してみましょう。分からないことがあるときは、お気軽にジムアテンダントにご相談ください!
この記事に設定されたタグ : 健康のススメ
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