健康のススメ - 第１回『水の効能』 : スポーツフィットネスブログ

健康のススメ
「健康」をテーマにさまざまな情報をご紹介いたします。
第１回目は、水の効能についてご紹介いたします。いよいよ夏が到来します。水の力で健康増進しましょう！

　気温、湿度ともに高くなり、いよいよ夏の到来を感じさせる今日この頃ですよね。夏本番になるにつれ、冷房などで身体を冷やして体調を崩さないように気をつけていただきたいと思います。そこで、夏を健康的に乗り切るために最適な水中運動とその効果をご紹介いたします。

　ヒトが冷たくも熱くも感じない温度（３３〜３５℃と言われています）より低い水温で運動すると、『寒冷刺激』を受けることになります。『寒冷刺激』を受けると、血管の収縮・拡張機能が高まり、体温調整機能は向上。その結果、身体は急激な温度の変化にも対応できるようになります。

　その他にも、水は身体にとってよい作用をもたらします。ヒトには、重力に抵抗して常に緊張している筋肉（抗重力筋）があります。この筋肉が必要以上に緊張した状態のままだと、心身のバランスが乱れ、肩こりや腰痛、時には大きなストレスとなって心身に悪影響を及ぼしますが、水の中に入ると『浮力』が筋肉をリラックスさせ、心身のストレスを取り除くことができるうえに、血圧も安定させることができるのです。
　また、『水圧』によって心臓から押し出される血液量が多くなり、自然と心肺機能の向上にもつながります。そのうえ、上半身より下半身に大きな圧力がかかるため、脚や下半身の血行が促進され、疲労回復の効果をもたらします。

　水に入ることが気持ちよく感じられる季節なので、プールを上手に利用してください。ただ、疲労が蓄積しているときは要注意。また、髪の毛が濡れたまま屋外に出ると風邪を引くことがありますので、プール後のケアにも十分気をつけましょう！