健康のススメ - 第７回『ウォーキング』 : スポーツフィットネスブログ

　「歩行」は、人間の移動手段として最も基本的な運動です。
　この「歩行」＝「ウォーキング」は有酸素運動の中で最も手軽にできる安全なエクササイズで、体脂肪を効果的に燃焼させます。また、同じ筋肉を繰り返し使う運動のため、活動している筋肉からの血液の戻り（筋ポンプ作用といいます）が心臓を活性化させ、血液循環をよくする効果もあります。
　その反面、誰もが日常的に行なっている運動なので、単調になりがちです。そこで、ただの「歩行」を健康保持・増進のための「ウォーキング」に変えるひと工夫をしてみましょう。

　最大のポイントは、歩く速度です。ふだん意識せずに自然に歩くと、女性では約７４m／分、男性では約８９m／分程度の速度になります。この速度での消費エネルギーは少なく、効率のよい歩行と言えますが、エクササイズとしてエネルギー消費量を増やすためには、それよりも遅くしたり、速くしたり、変化をつけることが重要です。
　速度に緩急をつけて歩くことで、足腰を中心とした身体全体の筋肉が鍛えられ、バランスを取り戻したり、転びにくくなったりと、だんだんと歩くのことが楽になっていきます。
　DO-JOで開講している「WALK」のレッスンでは、さまざまな歩き方や筋肉トレーニングをお伝えしています。ぜひ一度ご参加ください！

【ウォーキングの効果】
・安静時および同じ強さの運動時の心拍数が減少する。
・エネルギー源として脂肪をより多く消費し、肥満解消効果も期待できる。
・血液性状の改善（総コレステロール・中性脂肪の減少、HDLコレステロールの増加）
・生活習慣病や心疾患の危険因子の減少
・骨粗しょう症の予防
・自覚症状（肩こり、めまい、不快感）の改善