普段は意識せずに行なっている「呼吸」ですが、実は、自律神経の働きと深い関係があります。自律神経は、私達の意志と関係なく、自動的に諸機能を調整し、交感神経と副交感神経の切り替えをします。そして、その働きをコントロールしているのが、呼吸なのです。
呼吸が浅く・短いときは交感神経が優位になり、私たちは緊張したりストレスを感じたりする状態になります。反対に、呼吸が深く・長いときは副交感神経が優位で、心身ともにリラックスした状態になります。ですから、呼吸の仕方を意識すれば、心身の状態も変えられるということです。
特に、リラクゼーション方法としてオススメの方法が、お腹を使う深呼吸「腹式呼吸」です。お腹が膨らむように息を吸い込み、お腹をへこませながら息を吐き出していきます。吸う時の2倍以上の時間をかけて、口から「フー」と細く長く、ゆっくり息を吐き出すのがポイントです。息を吸うときは交感神経が優位になり、吐くときに副交感神経が優位になる働きもあるので、深呼吸することと、より多く息を吐くことの相乗効果によって、副交感神経の働きがより高まり、心身がリラックスしてくるのです。副交感神経の働きが高まると、リンパ球が増えて免疫力も上がるそうです。
最後に、単純なことですが、みなさんは口で呼吸していますか? 鼻で呼吸していますか?
口呼吸は浅い呼吸になるため、交感神経を優位にします。口を開けて寝ている人は交感神経が刺激され、リラックスが妨げられるので、ぐっすり熟睡できません。また、のどの扁桃はリンパ球の集まる免疫器官のひとつ。口呼吸ではのどに細菌が入りやすく、のどの粘膜を刺激して免疫の過剰反応(アレルギー疾患)を引き起こします。できるだけ鼻で呼吸するようにしましょう。
ストレッチをするときも、意識的に深くゆったりとした腹式呼吸をすると効果的です。ストレッチと腹式呼吸を行うことで、日々緊張状態にある心身をリラックスさせ、自律神経のバランスを整えていきましょう。
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