皆さん、こんにちは。
リバティヒルクラブで施設管理を行っているファシリティマネジメント課です。
前回、ファンコイルの話をしました。
それについて、少し難しい話をします。
ちょっと昔、ファンコイルと言えば温水を作るボイラーと、冷水を作るチラーがあるのが当たり前でした。
チラーは水冷式で冷却塔がセットでありました。
冷暖切り替えの際には、冷却塔に水を張ったり抜いたり、その冷却水も汚れれば洗浄を行ったり、ストレーナーを洗ったりしょっちゅうでした。
水冷式チラーは、フロンガスをコンプレッサーで圧縮して熱を持たせ、冷却水で冷やしたところで膨張させてフロンガスを冷やし、0度に近い温度までの冷水を作り出すのです。
0度まで下げると凍ってしますので、サーモで調整します。
しかし、チラーにも空冷式が主流になってくると、業務用エアコンの室外機に形が似てきました。
クラブでも、お風呂の水浴のところで、常時水温よりも低い温度に保つために空冷式チラーが使われています。
空冷式チラーが増えてくると、エアコンがそうだった様に、今度は温水が作れる様になりました。
温水が作れる様になると、ボイラーが要らなくなります。
こうしてファンコイルは年間を通してエアコンの様に使われ続けているのです。
それではなぜ、エアコンがこれだけ普及されているのにファンコイルはなくてはならないのでしょうか。
次回は、ファンコイルがなくてはならない理由と、ファンコイルより大きなエアハン
ドリングユニット(空気調和機)について書きたいと思います。
ファシリティマネジメント課
2021年12月1日