LHVの風景 Vol-39　５月の欧米はスポーツ盛沢山！ : リバティヒルバケーションブログ

皆さん、こんにちは。
リバティヒルバケーションの岩崎治幸です。

昨日の日曜日は、天気が良く、緊急事態宣言も忘れてしまいそうな陽気でしたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか？

この季節、欧米では、いよいよビッグスポーツイベントが開催されますが、昨日は私の好きなスポーツが目白押し！
昨シーズンに続き、今年もコロナ禍の開催になりましたが、欧米では、大変盛り上がっており、夕方からは、ずっとテレビ観戦をしておりました。

サイクルロードレースの【ジロ・デ・イタリア】、F１の【モナコグランプリ】、ゴルフの【全米プロ】･･･
この３つをハシゴして１日見続けるのは、結構しんどかったですが、いずれも"有観客"で開催して、盛り上がりを見せているので、一瞬、今年の開催分か？と疑ってしまうほどです。
気になるので、少し調べてみました。

【ジロ・デ・イタリア】

▶開催地
イタリア全土

▶見た目のマスク着用率
市街地観戦者：７０％くらい
登坂や山岳地観戦者：１０％未満くらい

スピードが緩くなる登坂での観戦者は、思い切り声を出しての応援のため、ほとんどマスクしてません･･･　このシーンは例年と変わらず、選手は飛沫浴びまくりで可哀そうです。
去年の春頃、イタリアではマスクを着用しているアジア人が暴行される等、危険な目に遭うケースがありましたが、今ではイタリア人も真面目にマスク着用しているのです。

▶主な感染対策
自転車競技の国際的統括機関であるUCIによって策定された「コロナウイルス・パンデミックにおける組織とロードレース参加にかかる規則」と、イタリア保健省による対策に従って、すべての出場選手とチームスタッフが検査を受ける･･･　らしいです。１週間に一度の休息日に、全員ＰＣＲ検査を受けているようです。

【F１　モナコグランプリ】

▶開催地
モナコ公国　モンテカルロ

▶見た目のマスク着用率
サーキットの観戦者：８０％くらい
ヨット・ホテルからの観戦者：０％くらい

例年と比べると、どうしても華やかさに欠けますが、今年は開催できて何よりでした！
モナコＧＰと言えば、なんといってもホテルのバルコニーやヨットの船上からの観戦。きっと、彼らはワクチン接種済みなのでしょうからマスクは不要！？

▶感染対策
サーキット内は最大７，５００人の観客という制限を設けて開催したようです。
入場観客には、７２時間以内に受けたＰＣＲ検査の陰性証明書が義務付けられています。

【全米プロゴルフ選手権】

▶開催地
アメリカ　サウスカロライナ州

▶見た目のマスク着用率
観戦者：１０人くらい
スタッフ：数名

最終日には、「一万人？もっと観客いるだろう？」と言えるくらい、多くの観客で盛り上がっていたので、「本当に今年の映像？」と思えるほど。
先日のマスターズ（ジョージア州）は、ほとんどの人がマスクを着用していたのに、米国は州ごとにルールが異なるとはいえ、もう、えらい違いでした！

▶感染対策
コースへの入場観客数は、１日１万人を上限にして開催していました。
サウスカロライナ州では、アメリカＣＤＣ（米国疾病管理予防センター）の指針に従い、ワクチン接種済みの人は、「屋外でのマスク着用は推奨するが、義務ではない」というスタンスで開催しているようです。
従って、観戦者やスタッフはマスクの着用をしていないのですね。

ミケルソンの背中、カッコイイです！！

ちなみに、各国（地域）のワクチン接種状況を見てみると、３カ国ともに日本とは桁違いにワクチン接種の進行が速いです。

※人口に対するワクチンの投与量は･･･（5/24）
イタリア　25.4％
モナコ　36.7％
サウスカロライナ州（米国）　36.9％
日本　3.2％

※接種を完了した人の割合は･･･（5/24）
イタリア　16.7％
モナコ　33.3％
サウスカロライナ州（米国）　32.8％
日本　2.0％

こちらをご参考に。

https://www.bloomberg.com/graphics/covid-vaccine-tracker-global-distribution/#global

ワクチン接種率の高い国・地域から、生活や興行に関する感染拡大抑制の制限緩和が、今後、ますます進むのだと思います。
国内外問わず、旅行産業にも大きく影響される話です。
もっと簡単にＰＣＲ検査が受けられて陰性証明書を、ワクチン接種を終えた人にはワクチンパスポートを、速やかに発給できる環境作りを是非とも、日本にもお願いしたいですね！