紫外線 part 2：メリットと対策編 : タッチスパブログ

皆様、こんにちは。
リバティヒルクラブ タッチスパ課の向野です。
今回は、前回『紫外線のデメリット』の続編『紫外線のメリットと対策』をお伝えして参ります。

ビタミンDは食事などから摂取する以外に、紫外線を浴びることで私たちの体内で生成できます。
ビタミンDは、骨にミネラルを正常に沈着させ、骨の正常な作り替えを促します。他にも、筋肉を維持したり、免疫力を増強したりする働きがあることがわかっています。

また、朝、太陽光を浴びることで分泌が高まるのがメラトニンとセロトニンです。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれているように、心の安定を保つのに役立ちます。ストレスホルモンが増えすぎないように調整するのもセロトニンの役割です。また、自律神経の安定性にも関係しており、老化の防止にもつながっています。

起床後、太陽光に当たり、食事をすることで体内時計がリセットされます。人間の体内時計は24.2時間とも24時間11分ともいわれていますが、これをリセットしないと1週間で1時間以上、体内時計がずれることに...。
通常、睡眠を促すメラトニンは夜に分泌量が増えるとされていますが、体内時計が狂っているとその量が減少して、不眠の原因になるのです。

メラトニンは免疫機能とも密接に関係しています。そのため睡眠に悪影響が出るだけでなく、風邪をひきやすくなる、疲れやすくなってしまうという点も指摘されています。
また、睡眠の質が悪いと成長ホルモンの分泌にも影響が出ます。成長ホルモンの分泌が減ってしまうと、私たちの肌や内臓などの細胞が正常にターンオーバーされなくなってしまい、体の回復機能や新陳代謝悪化させる危険性があります。

メラトニンやセロトニンの分泌に必要なのは、目から可視光が入ることなので、UVカットのサングラスやガラス越しでも効果はあるとされています。
しかし色の濃いサングラスをすると、瞳孔が開いてしまい、目に入る紫外線がかえって増えてしまいかねません。あまり濃すぎないレンズカラーを選びましょう。

若々しい肌を保ちたいし、骨の健康も保ちたい。毎日を幸せに、快適に過ごしたい。しかし日焼けやシミ、皮膚がんの危険性も防ぎたい。
それらの願いを同時にかなえるためには、夏は昼間の直射日光を避けて10～20分程度、冬は30分～1時間程度の日光浴をするなど、季節と時間帯を考えて、太陽光と適切な関係を保つのが良さそうです。

→紫外線　part 1：デメリット編

タッチスパ課
向野
２０２１年５月２５日